Claris Connect (クラリスコネクト) を使ってみよう!-Webhook(ウェブフック)の認証設定-

2020年03月12日 05:48 AM

事例

今回もClaris Connect (クラリスコネクト)の使い方についてご紹介していきます。

前回のブログ(オンプレミスと連携) でWebhook(ウェブフック) の設定を行ったときは、認証などせず通信があれば全部受け取る設定だったのですが、認証の設定をする場所を見つけたので、認証設定をしてデータを送ってみたいと思います。

前回とは違うところから設定してみます。

1. Webhookの設定

 

新しいProject (プロジェクト)を作成後、Flow(フロー)を作成する前にWebhookの設定を行います。

画面左メニューの中から「 Webhooks 」をクリックします。

 

Create new webhook に適当な名前を登録し「 Create 」をクリックします。

Webhook用のURLが表示されます。
URLをクリックし、「 Use authentication 」をクリックします。

・・・設定は以上です。(簡単です)

2. 認証について

WebhookではBasic認証が利用できるようです。
先ほどのWebhook設定画面下に Project API key というものが表示されています。


「最初の6桁はAPIIDだよ」と記載があります。
ですのでこの場合

APIID: a7**** (先頭から6文字)
APIKey: 表示されている64文字全て

となります。

3.Flowの作成

それではFlowを作成します。

TriggerにWebhookを選択し「 Continue 」をクリックします。

Choose webhookで先ほど作成した名前を選択します。

表示されているURLに対してPostmanからデータを送ります。

設定している内容は以下の通りです。
URL: Claris Connect の画面に表示されているURL
メソッド: POST
Body: raw JSON {“data1”: “hello Claris Connect!”}

この状態で一度データを送ってみます。
「 Send 」をクリックすると・・・
Unauthorized とエラーが帰ってきます。

Postmanに先ほど表示されていたAPIIDとAPIKEYを登録します。

Authorization:
Type:BasicAuth
Username:APIID(6文字)
Password: APIKEY(64文字)

と入力し、「 Send 」をクリックします。

正しくデータが送信されます。

Claris Connect 側に戻ると Connection complete! と
表示されるので「 Save」を行なってください。

4.Actionの設定

あとはActionを設定するだけです。

今回は Appに FileMaker Server 18v3 を選択し
実行する処理を Create Record で設定しています。
またWebhookで受け取ったデータをfiled1に書きこむ設定にしています。

「Save」をクリックしFlowの作成を完了してください。

最後に作成したFlowをEnabledへ変更し完了です。

5.データの送信

先ほど設定したPostmanからデータを送ると・・・

無事データが送信できました!

 

WebhookのTrigger設定が続きましたが、Actionで何らかの処理を
行わせてみるのも面白そうですね。

時間を見つけて検証してみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。