Claris FileMaker 19 新機能(小ネタ編2)
2020年08月18日 10:16 AM
Claris FileMaker 19
2020年5月21日にClaris FileMaker 19 が発売されました。
特徴や新しい機能について数多くご紹介してきましたが、まだ紹介しきれていないものもあります。
以前、特徴の小ネタをご紹介させていただきました。→ Claris FileMaker の特徴(小ネタ編)
今回は新機能の小ネタ編ということで、
「あまり大体的には取り上げられてないけど、ちょっぴりうれしい」
そんな新機能をご紹介したいと思います。
紹介する機能は以下の4つです。
・印刷合計ページカウント
・指数表記
・レイアウトを素早く切り替えるショートカットキー
・ツール Marketplace
◇印刷合計ページカウント
合計ページ数を印刷レイアウトに配置することが簡単になりました。
メニューバーの 挿入 >その他の記号 > ページ数 で配置できます。
例えば
「10ページ印刷してページごとに何ページ目か分かるように現在のページ番号/合計ページと表示したい!」
という時
レイアウトモードで{{ページ番号}}/{{ページ数}}と設定します。
ただし
ブラウズモードに戻ってみても
「?/?」と表示されてしまいます。
プレビューモードでも
「1/?、2/?…10/?」と表示されます。
ですが印刷すると各ページで
1/10、2/10…10/10
ときちんと表示されますのでご安心ください。
ちなみにVer.18までは「マージ変数をレイアウトに配置して、プレビューモードで最後のページへ移動し、ページ番号を上記変数に設定」という作業が必要でした。
クリックのみで合計ページを設定できるのはとても便利ですね!
◇指数表記
指数表記が設定できるようになりました。
指数表記というのは、桁数が大きい巨大な数字や微小な数字を表現する時に利用する表記方法の1つです。
数字に精度が求められる科学的な分野で使われることが多いです。
レイアウトモードでのインスペクタパネルの「データの書式設定」で設定ができます。
オプションで「少数点以下の桁数」を指定することができます。
Ver.18以前まででも、
書式「一般」設定の数字フィールドは、値が10桁以上だと指数表記で表示されていました。
今回の機能追加で「式の桁数が指定できるようになった」ということになります。
◇レイアウトを素早く切り替えるショートカットキー
キーボードショートカットキーでレイアウトを素早く検索し、切り替えることができるようになりました。(レイアウトモード限定です。)
macOSのSpotlightのような機能です。
macOS :⌘ – option – K
Windows :Ctrl + Alt + K
ショートカットキーを押すと「Open Quickly」という検索ウィンドウが出てきます。
検索したいレイアウトの名前の一部を入力すると、該当するレイアウトが表示されるので、そこから選択し移動できます。
レイアウト数が多いカスタムApp の場合はとても便利ですね!
◇ツール Marketplace
ツールメニューにMarketplaceが追加されました。
現時点ではUSサイトに飛びます。
Claris Marketplaceではカスタム App や、プラグイン、トレーニングツールなどを探すことができます。
将来的には通販サイトのように商品をワンクリックで購入できる場になっていくのでしょうか。楽しみですね!
日本サイトはこちらです。→https://marketplace.claris.com/ja/
いかがでしたでしょうか?
目立たないけどさりげなく追加された、新しい機能4つのご紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。