Claris FileMaker Cloud 2.19.2 新機能 レビュー【Webブラウザ上でカスタムAppが作成できる】

2020年12月25日 01:56 PM

Claris FileMaker 19


 

Claris FileMaker 19.2のリリースに合わせて、Claris FileMaker Cloud 2.19.2がリリースされ、新機能が追加されました。

 

前回はインスタンスのアップグレードをご紹介しました。

Claris FileMaker Cloud 2.19.2 インスタンスがアップグレードしました

 

今回ご紹介するのは「Webブラウザ上でのカスタム App 作成」です。

 

今までカスタム App を作成するために必要だった FileMaker Pro のインストールが不要になり、

直接ブラウザ上で作成できるようになりました!

 

、、、とはいっても、現時点では英語言語だけの機能で、

できることも限られているので本格的に使えるわけではありません。

今後徐々にアップグレードされていくでしょう。

 

今回は新機能レビューということで、使い方をがっつり解説、というより、

「こんな機能なんだ」とおおまかなイメージをもってもらうことを目的にご紹介していけたらと思います。

 

では早速、Claris社のリリースノートを確認しながら実際に触っていきます。

https://help.claris.com/ja/cloud-release-notes/

 

①英語言語設定

言語設定を日本語にしている場合は英語言語に変更します。Claris Customer Consoleにサインインして、

右上のアカウント名から「プロファイル」→Claris ID アカウント「編集」を押して「言語」を変更します。

Englishこんなにたくさん!好きな国を選びましょう(なんとなくオーストラリアを選びました。)

「保存」を押して設定完了です。

 

②新規作成

Homeに戻ると「Create」があります。「Create now」をクリックします。

「Enter a name」と出てくるので、カスタムApp名を適当に入れ、「Create」をクリックします。

10秒ほど待つとブラウザ上でレイアウト作成画面が立ち上がりました!FileMaker Pro とはだいぶ見た目が違いますね。

 

③フィールドの追加

左下がフィールド編集ゾーンです。あらかじめ英語表記のフィールドが4つ用意されています。

(今回は使用しませんが、上から「変更者」「変更時のタイムスタンプ」「作成者」「作成時のタイムスタンプ 」のようです)

⊕をクリックするとダイアログが開き、フィールドタイプを選んだり、フィールドタイプによってオプションを設定することができます。

 

フィールドを追加し、レイアウトに配置してみます。

この時驚いたのが、動かしているフィールドに合わせて他のフィールドが動いてくれることです。

これはFileMaker Pro ではできないことなので新感覚です。

 

④オブジェクトの詳細設定

右上のペンキブラシマークをクリックするとインスペクタが開き、オブジェクトの詳細設定を行うことができます

 

⑤編集を終了し、入力画面へ

左上の終了を押すと、編集画面から遷移し、入力画面(FileMaker WebDirect画面)になります。

入力はもちろん画像もドラックアンドドロップで問題なく挿入することができました。

右上に2つボタンがありますね。なんでしょう?

鉛筆マークを押すと編集画面に戻ります。

人マークを押すとカスタムAppを共有することができます。(カスタムApp名を「ブラウザ上でカスタムApp作成レビュー」にしているため見にくいですね、、、ごめんなさい)

 

⑥FileMaker Proで開くことも可能

Claris Customer Consoleに戻り、My Apps でカスタムAppをクリックすると「Open in FileMaker WebDirect」「Open in FileMaker Pro」が表示されます。

「Open in FileMaker Pro」をクリックするとFileMaker Proで開きます。

データの入力はできますが、レイアウトの編集はできません。

FileMaker Proでレイアウトの編集をするためにはFileMaker Cloud からファイルをダウンロードして、ローカルでファイルを開く必要があります。

詳しい説明は今回割愛させていただきます。

(→リリースノートに記載がありますhttps://help.claris.com/ja/cloud-release-notes/

 

いかがでしたでしょうか。

個人的な感想ですが、ブラウザ上での作成の方がFileMaker Proよりさらに直感的に操作しやすく感じました。

「初めてカスタムAppを作成する」という場合にはブラウザでの作成の方がとっかかりやすいかもしれません。

まだFileMaker Proに比べるとできることは限られますが、今後の改良が楽しみです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。