「一緒に開発しましょう」トレーニングとは?【進め方・事前準備・具体事例】
2021年01月06日 10:50 AM
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こんにちは。システムコーディネーターの佐々木です。
今回のブログは、「一緒に開発しましょう」トレーニング開発についてご紹介します。
イエスウィキャンではお客様のご要望に応じて様々なご提案をします。
お客様より以下のようなご要望をいただくことがございます。
「カスタムAppを自社で作りたいけど、開発のノウハウを残したい…」
「既存システムのある部分だけ改修したいけど方法がわからない…」
こういったご要望にお応えできるのが、「一緒に開発しましょう」トレーニング開発です。
一般的なトレーニングとは異なり、お客様の開発スキル・ご要望のカスタムAppに合った特別なカリキュラムをご準備させていただき講習を実施します。
そして、お客様が主体となりカスタムAppを作成するという大きな特徴がございます。
独自のカリキュラムとなっているため、カスタムAppを作成している途中で疑問や不明点がある場合には、
担当者より丁寧な解説をさせていただきますので、安心して開発に取り組んでいただけます。
「一緒に開発しましょう」トレーニング開発の進め方は下図の通りです。
作成したいカスタムAppの内容やお客様の開発スキルによって講習の回数は異なります。
「一緒に開発しましょう」トレーニング開発のご相談をいただくにあたり、
お客様にご準備いただきたいことが大きく2点ございます。
1.開発ご担当者様の開発レベルを教えていただきたいです。
開発ご担当者様の開発レベルによってカリキュラムが異なりますので、
ご相談いただくタイミングで確認させていただきます。
物差しで測ることも難しいので「開発レベル?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
開発レベルを確認するために弊社で参考にしていることは以下です。
◆FileMaker Master Bookの使用、FileMaker Master Training受講等のご経験はございますか?
[FileMaker Master Book]
Claris社よりFileMakerの公式トレーニング教材として配布されています。
初級編・中級編・上級編が用意されています。
詳細はこちら→https://content.claris.com/fmb19_reg-ja
[FileMaker Master Training]
Claris社で実施している集合研修形式でのトレーニングです。
入門コース・初級コース・中級コース・上級コースが用意されています。
Claris社のイベント/セミナーページでお申込みいただけます。※スケジュールが未定の場合もございます
弊社としては事前に中級編もしくは中級コースまで受けていただくことをお勧めします。
◆どういった開発をこれまでされてきましたか?
開発経験がある方であれば実際に開発されたカスタムAppについて教えていただきたいです。
(例:在庫管理システム、勤怠管理システム他)
お客様が作成されたカスタムAppを実際に見させていただくことで、
よりお客様に合ったカリキュラムをご準備させていただくことが可能です。
2.作成したいカスタムAppの内容を明確にしていただきたいです。
お客様の中にはご相談をいただいた際に「具体的にどういったことを実装したいか」「どういった結果を得たいか」お答えいただけないことがございます。
ご相談をいただく際に予め完成させたいカスタムAppの内容を明確にしていただけますと、比較的スムーズにトレーニングを開始することが出来ます。
完成させたいカスタムAppの設定が難しい場合は、担当者と一緒にトレーニング講習後のゴールを設定していくことも可能です。
◆◇トレーニング開発事例◆◇
実際に弊社で以前トレーニング開発をした事例をご紹介したいと思います。
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【お客様のご要望】
販売管理の基幹システムのうち、受発注管理・納品書の発行はFileMakerで実装している。
FileMakerのデータをPHP基幹システムへ送り、請求書を発行するシステムを作ったが
うまく実装できない箇所があるため、請求書発行システムもFileMaker上で実装したい。
【YWCの対応】
まずは詳細をヒアリングしました。
・PHP基幹システムへどのようにデータを送っているか、またうまく実装できない箇所について
・現在使用されているカスタムAppについて
・これまで誰が、どのように、どれくらいの頻度で改修をされてきたか
【ヒアリングの結果】
・現在使用されているカスタムAppについて、PHP基幹システムへどのようにデータを送っているか
→発注データを作成するタイミングで売り上げデータをインポートしている。
また、日時更新するタイミングでPHP基幹システムへ送るデータをエクスポートし
基幹システムにインポートさせている。
・うまく実装できない箇所について
→1つのカスタムAppから受発注管理・発伝・受領・請求書発行のためのデータ出力を行っているが、
月次更新・年次更新の仕組みがないのでデータ量がどんどん大きくなっているため、
一部のデータは別のカスタムAppで処理できるように移行したい。
・現在使用されているカスタムAppについて
・これまで誰が、どのように、どれくらいの頻度で改修をされてきたか
→過去に開発会社へカスタムApp製作を委託していたが、依頼できなくなってしまったため、
初心者ではあったが担当者の方が逐一調べながら必要に応じて改修をしていた。
【ご提案】
ヒアリングをもとに、必要なカスタムAppへ改修するためのトレーニングに
どれくらいの時間がかかるか算出し、トレーニング内容をご提案しました。
お客様のご予算に合わせてトレーニング内容を調整し、お申込みいただきました。
【講習スケジュール】
①初回ヒアリング、仕様のヒアリング
②1週間後、1回目トレーニング(1時間)
③1週間後、2回目トレーニング(1時間)
④2週間後、3回目トレーニング(1時間)
→全体で約1か月間
【講習後】
上記講習スケジュールで課題を解決し、実際に運用していただくことができました。
講習から3ヶ月後、更に改善されたい箇所があるとご連絡をいただき、
追加でトレーニングを実施しました。
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いかがでしたでしょうか?
講習内容によってはお客様のご予算に合わせて講習内容を調整することも可能です。
「一緒に開発しましょう」トレーニング開発にご興味のある方はお気軽にご相談いただけますと幸いです。