オンラインセミナーのトラブルと対策~Claris Connect ハンズオンセミナーの舞台裏~
2022年06月30日 10:00 AM
その他
弊社では定期的にオンラインでClaris Connect ハンズオンセミナーを行っております。
今回は、これまでClaris Connect ハンズオンセミナーを開催してきて、起きてしまったトラブルやその対策方法など、Claris Connect ハンズオンセミナーの舞台裏をご紹介させていただきたいと思います。
これを機に、Claris Connect ハンズオンセミナーに興味を持っていただけましたらこれ以上嬉しいことはございません。
それでは見てまいりましょう。
◆Claris Connect ハンズオンセミナーの概要
Claris Connect ハンズオンセミナーでは以下のアジェンダでClaris Connect の魅力や使い方についてお伝えしております。
〇アジェンダ
1.Claris Connect 概要
2.Claris Connect のメリット
3.Claris Connect ハンズオン
Step 1:Claris Connectを触ってみよう
Step 2:Claris Connectで作ってみよう その1
Step 3:Claris Connectで作ってみよう その2
4.無料体験版のご案内
5.Q & A
具体的には、Claris FileMaker で作成したファイルからClaris Connect を使用し、Chatworkへメッセージを送るというフローを実際に参加者の皆様と一緒に作成してまいります。
オンライン会場には、これまで2つのツールを使っています。
〇会場
・Zoom
・oVice(現在はoViceで開催)
◆今までにあったトラブルと対応策
〇Claris IDにログインできない
ハンズオンセミナーで使用するClaris Connect のアカウントは弊社で用意したものをご利用いただきます。
その際、Claris IDを使用しログインいただくのですが…
セキュリティの仕様で、お客様の環境でログインできない現象が起こります。
それにより以下の問題が生じました。
・管理者側でログインの許可を行わなければならない
弊社では以下の対応を行いました。
・上記のログインできない理由に加え、ログイン許可の作業内容もご案内することで、セミナーに生じた空白の時間を無くし有効活用する
この対策を行うことで、参加者の皆様の「なぜ?」を解決するとともにトラブル対応の作業時間を確保することができました。
〇Claris Connect が正常に動かない
ハンズオンセミナーを進めるにあたって、Claris Connect が正常に動かないということが多々発生しました。
現象としては以下の内容が挙げられます。
・Claris Connect で連携するアプリケーション押しても反応がない
・テストを行うボタンが表示されない
・フローが有効化されない
上記の主なトラブル原因は、利用いただいている環境によるものが大きくありました。
当たり前ではありますが、推奨環境でないと正しく動かないことがあります。
これらのトラブル後は、セミナー開催の1週間前に推奨環境のご案内をすることで改善を図りました。
現在のサポートされるWebブラウザは以下に記載がございます。
https://support.claris.com/s/answerview?language=ja&anum=000035714
〇アプリケーションに接続できない
「Claris Connect が正常に動かない」でもございましたが、オンラインのハンズオンセミナーでは、オフラインのセミナーと違い使用するデバイスや通信環境は参加者の皆様でそれぞれ異なります。また、使用するアプリケーションによっても推奨環境がそれぞれ異なります。
セミナーを進めていくうえで、うまくアプリケーションに接続できないトラブルも起きました。
以上のことから、セミナー前に事前接続テストの対策を行いました。
事前接続テストの対象としたアプリケーションは以下になります。
・Claris FileMaker Pro
・Claris FileMaker Server
・Chatwork
5-10分で行っていただける事前接続テストを用意し、セミナー開催一週間前を目途にご案内いたします。
参加者の皆様のご協力もあり、事前テストを行うことで当日、アプリケーション に接続できないトラブルは格段に減りました。(参加者の皆様、ありがとうございます。)
〇セミナーの進行から遅れてしまった
弊社はセミナー後、アンケートのお願いをさせていただいています。
その中に、「セミナーについていけなかった、遅れてしまった」という意見をいただくことがありました。
オンラインセミナーは画面上だけでのやり取りになってしまうため、
・講師側から参加者の皆様の進み具合を確認できない
・参加者の皆様から声をかけるタイミングが難しい
・他の参加者の皆様がいるので声を出しづらい
・そもそも使用するツールの機能として(マイクやカメラのon/offなど)操作方法がわからない など
参加者の皆様とどのようにコミュニケーションをとっていくかについて悩みの種となっていました。
そこで以下の対策をすることとしました。
・事前に配布資料の作成/送付
・コミュニケーションルール(進捗確認など)の作成/共有
→コミュニケーションルールは以下の通りとなっています。
・うまく進められていたら、お声掛けしたタイミングで「Goodスタンプ」を押す
・もし、わからないことやトラブルが起きたらマイクをオンにして発言する
・テキストで質問がある場合はスタッフの「ご質問受付中」当てにチャットする
他にもセミナー開始時に画面共有の方法をご案内するなど、不明点やトラブルが起きた時に、声をかけやすい環境を作れるよう努めています。
セミナーで作成するフローの作成手順をまとめた事前配布資料を用意することで、分からなくなってしまった部分があっても参加者の皆様で確認ができるようにいたしました。
これらの効果は絶大でした。オンラインで不安な方も安心してご参加いただけるのではないかと考えております。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで起きたトラブルと対策方法についてお話ししてきました。
様々なトラブルがございました。開催当初の参加者の皆様にはご迷惑をおかけしてしまった部分もあるかと思います。
そこから試行錯誤し、現在のClaris Connect ハンズオンセミナーとなっております。
最新で行われた2022年5月25日のハンズオンセミナーでは、参加者の皆様全員が予定の作成フローを完成させることができました。
今後も定期的にセミナーは開催予定となっております。
オンラインセミナーが初めての方もこの記事を見てご興味が湧いた方も是非ご参加いただけますと幸いです。
ご参加お待ちしております。