FileMaker Serverとクラウド
2014年10月29日 09:00 AM
はじめの一歩
『FileMaker Server 13 を導入すれば、FileMaker GoとWebDirectで外に居ても
インターネットが繋がれば社内のシステムが使えるようになる。』
実のところFileMaker Server 13を導入しただけでは、上記のようなご要望は実現出来ません。
FileMaker Server 13はFileMakerで作成したファイルを複数のユーザーで共有利用する為に導入するソフトになります。
その為、「外から社内のシステムへ接続する」という要望をこれだけでは満たすことは出来ません。
この「外から社内のシステムへ接続する」という要望を満たすには
社内のネットワークに外部から接続する為の特別な設定を施す必要があります。
その方法として、社内のネットワークを外部からアクセスをするために、開放する方法があります。
ただし、この方法はセキュリティが緩くIPアドレスさえ知っていれば誰でも接続できてしまいます。
そこでそのディメリットを無くす接続方法として、VPNと呼ばれるネットワーク環境を構築する方法が有ります。
VPNとはVirtual Private Network バーチャル プライベート ネットワーク または、仮想プライベート ネットワークと呼ばれ、
暗号化やトラフィック制御技術により複数のサイト間があたかもプライベート接続されているかのような状況を
実現するものになります。
ただし、VPN環境を構築するには専用の機器やソフトを導入する必要があります。
(VPN接続についての詳しい内容や設定方法はまた別の機会に)
要するに上記のようなセキュリティが万全なネットワーク環境が整って、
初めて「外から社内のシステムへ接続する」という要望を満たす事が出来ます。
また、「外から社内のシステムへ接続する」という要望について角度を変えると
以下のような方法で実現する事が可能です。
それは社内のシステムをクラウドサーバー上で稼動させて、どこからでもシステム利用を可能にする方法です。
これだけで、特別な機器やソフトを導入する必要が無くインターネットが繋がれば
どこからでもシステムが使えるようになります。
弊社サービスの「YFMcloud」を利用することで、上記のご要望を満たす事ができます。
「YFMcloud」はFileMaker専用のクラウドサービスで、クライアントサーバー間の通信は暗号化(256ビットAES暗号化)し、
FileMakerで利用する通信ポート以外をすべて閉じている状態の為、
高いセキュリティを保持したままシステムの利用が可能になります。
拠点間で共有利用はしたいけど、どこからでも接続できるのは不安という方には、
接続元のIPアドレス制限を掛ける事で、指定した拠点以外からの接続を拒否する事が出来ます。
外部から社内のデータベースに接続をする際はセキュリティを施したネットワークを準備する、
もしくはそれらが準備されたクラウドをご利用いただくことが必要となります。
弊社サービス「YFMcloud」には1ヵ月の無料利用期間もございますので、
FileMakerのクラウド利用についてご興味がございましたらお気軽にお問合せ下さい。