FileMaker 12 を使ってみた ~オブジェクトの管理~

2012年04月10日 12:07 AM

ファイルメーカーのTips


2012年4月10日に発売されたFileMaker PRO 12(FileMaker12、ファイルメーカー12、※以下FM12)を

Windows7で使ってみて気づいた、新たな機能や動作が変わった機能などをご紹介いたします。

※弊社で独自に調査したものですので、誤った情報・ニュアンスが異なる情報が含まれている場合がございます。
その点をご了承頂いた上で、本記事をご覧ください。 また、そのような部分にお気づきになられた場合は、弊社までご連絡をいただけますと幸いです。

FM12から、管理メニューに『オブジェクト』という項目が増えています。

今回はその『オブジェクトの管理』について調べてみようと思います。

とりあえず、『オブジェクトの管理』の画面を開いてみましょう。

オブジェクトフィールドに格納するデータ(ピクチャ・ムービー等)の外部保存先を設定する画面のようです。

FM12から指定した外部のディレクトリ(フォルダ)にオブジェクトを格納できるようになったようです。

 

では、実際にその外部のディレクトリに保存するように設定してみましょう。

設定は、『データベースの管理』のフィールドオプション画面で行います。

データの格納タブに移ると、それらしきオブジェクトという枠がありますね。

ここで外部の保存先が設定できるようです。保存先には、『オブジェクトの管理』画面で設定した保存先一覧が表示されます。

では、実際にどうなるか試してみましょう。

FileMakerの画面は変わりません。

では、外部に保存されたファイルを見てみましょう。

ファイルサイズは、FMに格納したものよりも小さくなっています。

では、実際のファイルはどのようになっているのでしょうか。

「セキュア格納」と「オープン格納」それぞれでみてみましょう。

まずは、「セキュア格納」です。

Secureというフォルダの下にいくつかのフォルダがあり、5階層目にファイルが暗号化された状態で存在しています。

では、「オープン格納」はどうでしょうか。

フィールドオプションで指定したフォルダの下にそのままの状態でファイルが存在しています。

ファイルメーカーでしか見られないようにするか、ファイルメーカー以外でも見られるようにするかで分けるようなイメージでしょうかね?

 

ちなみに、外部保存先にしているフォルダを変更・削除してしまうと、以下のようにファイルメーカーで表示されなくなってしまいますので注意してください。