透析業務支援システムをFileMakerプラットフォームで開発


今回は弊社でFileMakerプラットフォームを利用し、業務効率化のお手伝いさせて頂きました

透析クリニック様についてのお話です。

 

それまで1日平均2回の透析を行っていましたが、夜もやってほしいというユーザー様のニーズに応えるべく、

あらゆる手段をチャレンジして1日平均3回の透析を目指してこられました。

 

例えば透析の総合基幹システムもSQLサーバーで構築したり、

さらにオペレーションでも効率化されたフローにチャンレンジされておられました。

 

そんな中、弊社がお手伝いさせて頂いたのは、FileMakerプラットフォームとiPadを利用したペーバレス化です。

 

【導入前】

基幹システムから当日使用する薬やダイアライザーの一覧は出せましたので、

その紙を見ながら助手さんがそのリストに載っている薬や

ダイアライザー(透析に利用する装置。患者さんによって異なるものを使います。)を準備するということをしていました。

 

基幹システムから当日の患者様へ投与する薬やダイアライザーを一覧表で確認できることまでは完成していたのですが、

さらに効率化をめざしもっと良い方法はないかと考えておられました。

 

【ソリューション】

まずFileMakerプラットフォームを使って、基幹システムとFileMaker Server間をODBC接続で繋ぎ、

リアルタイムに基幹システムのデータを取得できるようにしました。

そしてFileMaker ServerからiPad上のFileMaker Goを利用して、iPadにその日使用する一覧を表示させられるようにしました。

menu

iPad メニュー画面

 

【導入後】

基幹システムから毎日必要な分だけ一覧(紙)を印刷されていましたが、

iPadのボタン一つでその日準備しなければいけないリスト一覧が出てくるので、さらに効率化することが出来ました。

 

更に準備した薬が間違えていないかどうかをチェックするためにバーコードによる認証も採用することが出来ました。

指示書に記載されている薬と、準備した薬に間違えはないかのチェックをするために、

今までは必ず複数人で、加えて複数回印刷された指示書と、実際に用意された薬を目で確認していました。

導入後はまずは人の目でチェックし、その後iPadとバーコードリーダーによりその薬のバーコードを読み込み、

使用予定の薬かどうかをチェックするダブル認証も実現しました。

その結果チェック時間の短縮も図ることが出来るようになりました。

 

ベット数の把握

ベット数の把握

認証画面

認証画面

実はその仕組みを導入するきっかけとなったのが、弊社のYes!認証くん Proです。

 

FileMakerとiPadの可能性はまだまだあると思っています。

今回はほんの一部分ですがiPadの導入事例を書かせて頂きました。

是非実現させたいことがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。