ファイルメーカー(FileMaker Pro 12)のアクセス権セット(デフォルト編)
2013年06月21日 09:15 PM
ファイルメーカーのTips
今回はファイルメーカー(FileMaker Pro)のデフォルトの「アクセス権セット」をご紹介します。
FileMakerのデータベースは、ファイル単位で「アカウント」と「アクセス権」を設定してデータ管理を行います。
デフォルトの「アクセス権セット」は、下図の3種類([完全アクセス]、[データ入力のみ]、[閲覧のみアクセス])が設定されています。 これらのアクセス権セットは、変更や削除ができません。
以下、それぞれのアクセス権セットで使用できる機能を見ていきましょう。
■[完全アクセス]
すべての開発機能を含め完全なアクセス権限です。
※開発機能とは、テーブル・フィールド・レイアウト・スクリプト・値一覧・アクセス権セット・アカウント等を、追加・変更・削除する機能です。
・ファイル管理:すべて可能
・レコード管理:すべて可能
■[データ入力のみ]
レコードの作成・変更・削除・複製、レコードの検索、レコードのインポート・エクスポートができます。 開発機能は利用できません。
・ファイル管理:不可
・レイアウト変更は不可
・スクリプト管理は不可
■[閲覧のみアクセス]
レコードの閲覧・検索と、レコードのエクスポートができます。 レコードの変更・削除、開発機能は利用できません。
・ファイル管理は不可
・レイアウト変更は不可
・スクリプト管理は不可
以下のヘルプもご参照ください。 あらかじめ定義されているアクセス権セットの使用 http://www.filemaker.co.jp/help/html/passwords.13.5.html#806614 デフォルトのアカウントは[完全アクセス]権限をもつ「Admin」の「パスワード無し」が設定されています。 新しいファイルを作成した場合、必ず作成されます。
本テーマの次回は「アクセス権セットの新規作成」を予定しています。