ファイルメーカー(FileMaker Pro 12)のアクセス権セット(新規作成編)
2013年07月17日 07:02 PM
ファイルメーカーのTips
今回はファイルメーカー(FileMaker Pro)の「アクセス権セット」の新規作成をご紹介致します。
前回 はデフォルトの「アクセス権セット」を紹介しましたが 細かな設定を行うには、新規に「アクセス権セット」を作成し「カスタムアクセス権」等を利用します。 新規に「アクセス権セット」を作成します。
1.[ファイル(F)]メニューから[管理(G)]の[セキュリティ(T)]を選択
2.セキュリティの管理で「アクセス権セット」タブで[新規(N)]を選択
3.[アクセス権セットの名前(N)]と[説明(D)]に何の権限か分かりやすい名前を付けます。
今回はアクセス権セットの名前に「一般権限」、説明に「一般者用」を設定
4.データアクセスとデザインの [レコード(R)]では下記の内容が設定できます。
今回は「・すべてのテーブルでの作成、編集、および削除」を設定
・すべてのテーブルでの作成、編集、および削除
レコードの作成、編集、削除が出来ます。
・すべてのテーブルでの作成、編集
レコードの作成、編集が出来ますが削除は出来ません。
・すべてのテーブルでの表示のみ
レコードの表示だけで作成、編集、削除は出来ません。
・すべてアクセスなし(デフォルト)
レコードの表示は出来ません。
・カスタムアクセス権
カスタム設定が出来ます。
5.[レイアウト(L)]では下記の内容が設定できます。
今回は「・すべて表示のみ」を設定
・すべて変更可能
レイアウト作成、編集、削除が出来ます。
・すべて表示のみ
レイアウト表示だけで作成、編集、削除は出来ません。
・すべてアクセスなし(デフォルト)
レイアウトの表示は出来ません。
・カスタムアクセス権
カスタム設定が出来ます。
6.[値一覧(V)]では下記の内容が設定できます。
今回は「・すべて変更可能」を設定
・すべて変更可能
値一覧の作成、編集、削除が出来ます。
・すべて表示のみ
値一覧の表示だけで作成、編集、削除は出来ません。
・すべてアクセスなし(デフォルト)
値一覧は表示は出来ません。
・カスタムアクセス権
カスタム設定が出来ます。
7.[スクリプト(S)]では下記の内容が設定できます。
今回は「・すべて実行のみ可能」を設定
・すべて変更可能
スクリプトの実行、作成、編集、削除が出来ます。
・すべて実行のみ可能
スクリプトの実行のみ出来ます。
・すべてアクセスなし(デフォルト)
スクリプトの実行は出来ません。
・カスタムアクセス権
カスタム設定が出来ます。
8.[スクリプト(S)]まで設定が出来たら[OK]ボタンをクリックします。
9.これで「一般権限」の「アクセス権セット」が作成されました。
10.次に「一般権限」を持つアカウント(とパスワード)を登録します。
セキュリティの管理で「アカウント」タブで[新規(N)]を選択
今回はアカウント名(N)に「yamada」パスワード(P)に「taro」
アクセス権セット(S)は「一般権限」、説明(D)には「営業部」と入力
最後に[OK]を選択します。
以下のメッセージが出たら[許可(A)]を選択し
完全アクセス権限のアカウントとパスワードを入力して[OK]を押して完了です。
以下のヘルプ及びリンク先もご参照ください。 新規アクセス権セットの作成 http://www.filemaker.co.jp/help/html/passwords.13.17.html#807375
次回はより細かな設定ができる「カスタムアクセス権」を予定しています。