FileMaker 14プラットフォーム 2015年5月13日発表

2015年05月13日 11:17 AM

FileMaker 16以前


ファイルメーカー株式会社が新バージョンであるFileMaker 14 製品ラインを本日発表しました。

fm14_Banner_jp

ファイルメーカー株式会社様の報道発表資料はこちらから

そこで早速ですが主な新機能や特徴を

あくまでも独断と偏見でいくつかピックアップしてみたいと思います。


 

(正しく詳しい情報をご覧になりたい方はこちらからどうぞ)

以下ファイルメーカー株式会社様のページです。

【FileMaker Pro】 http://www.filemaker.com/jp/products/filemaker-pro/

【FileMaker Go】 http://www.filemaker.com/jp/products/filemaker-go/

【FileMaker Server】 http://www.filemaker.com/jp/products/filemaker-server/

 

(弊社の新機能レポートはこちら)

「スクリプトワークスペース」(2015年5月14日)

「ナビゲーションパート」(2015年5月15日)

「プレースフォルダテキスト」(2015年5月16日)

「計算式の指定ウィンドウ」(2015年5月17日)

「FileMaker Server 14 インストールレビュー」(2015年5月18日)

「ボタンバー」(2015年5月20日)


 

FileMaker Pro 14およびFileMaker Pro 14 Advanced

 

【スクリプトワークスペース】

今までは「スクリプトの管理」画面と呼ばれていたものです。この画面でスクリプトを作成するのですが、

左側のスクリプト画面から、スクリプトステップをひとつひとつ選択していました。

バージョンが上がるたびにスクリプトステップの種類が増えるのは良いのですが、

逆に選ぶのに時間がかかり、あまり利用しないスクリプトステップは「どこにあったっけ?」と悩んだものです。

ところが!新バージョンに実装された「スクリプトワークスペース」は直接入力しながら

スクリプトステップを作成できます。

更に候補が表示され、格段にスクリプトの作成の生産性が向上すること間違いなしです。

もちろんスクリプトステップを選ぶことも出来ます。

 

新しいスクリプトワークスペース

script_work_space

 

(比較)旧バージョンのスクリプトの管理画面と編集ウィンドウ

scriptの管理

 

 

【ボタンバーとボタンアイコン】

「ボタンバー」とは一言でいうと「バー」なんです。

分かりにくいですね。複数のボタンをかなり簡単に作ることが出来ます。

それもきれいに並んで。各ボタンへのスクリプトの割り当てもとっても簡単。

更にうれしいことにボタンのアイコンが140種類も用意されていて、簡単にアイコンを割り当てることが出来ます。

更に!さらに!140種類じゃ足りない!なんて方向けには自作のアイコン画像の登録も

簡単にできるからうれしいじゃないですか。

button_bar

 

【上部と下部のナビゲーションパート】

iOS機器、いわゆるiPhoneやiPad向けにレイアウトを作成する際、結構困ったことが

レイアウトに限りがあるということ。特に上下にスクロールされるとボタンが隠れてしまうので、

ポップオーバーボタンやスライドコントロールを使って、ユーザービリティを保ってきました。

今回新たに加わったこの「ナビゲーションパート」はスクロールしても画面から消えません。

一方プレビューモードでは表示されませんので、とっても使い勝手が良いのではないでしょうか。

 

【64bit対応】

既にFileMaker Server 13では64bitに対応していましたが、いよいよ14プラットフォームでは

FileMaker Pro 14およびFileMaker Pro 14 Advancedでも64bitに対応するようになりました。

Windowsの場合はインストールの際どちらか選ぶことが出来ます。

Macの場合は両方を含むアプリケーションがインストールされます。

 

 

その他まだまだ多数の機能があるのですが、今回はここまでとさせてください。

 

これからしばらく毎日レポートしていきたいと思います。

 

 


 

FileMaker Go 14

 

【画面方向の固定】

iPhoneやiPadの大きな特徴は、縦もしくは横にすると、画面もその向きに合せてくれ、クルっと回る事でした。

実は開発する側から言わせていただくと、こんな面倒なことは無いのです。

だって両方の画面を用意しなければいけません。

縦用に作った画面が横向きになると左側に大きなスペースが出来てしまったり、

一方逆だと、大切なフィールドが見えなくなったり。

そこで、アンカーを駆使したり、別の隠しフィールドを設けたりと大変な思いをしたものです。

しかしスクリプトを使って縦横の方向を固定することが出来るようになりました。

ほっとした開発者の方々も多いのではないでしょうか。

(縦横を固定すること自体はそのソリューションによって善し悪しが有るので、一概に言えないのですが・・・)

 

【タッチキーボードの有効化、無効化】

スクリプトを使ってタッチキーボードが有効に、もしくは無効にすることが出来ます。

対象はiOS機器だけでなくWindows8も対象となっています。

またあわせてタッチキーボード状態の設定を確認できるGet関数も付け加わりました。

 

 

まだまだたくさんあるのですが、これらも追々ご紹介させてください。

 


 

FileMaker Server 14

 

【スタンバイサーバー機能】

スタンバイサーバーを用意すれば、メインサーバーが仮に停止した場合コマンドラインでスタンバイサーバーに切り替えることが出来ます。この機能はぜひこのブログにて設定の詳しい方法や注意点をお伝えしていきたいと思います。

 

【モバイルブラウザ対応】

FileMaker WebDirect機能を使ってブラウザでソリューションを利用することが出来ます。

これは以前のバージョン13からも可能だったのですが、デスクトップPCに限られていました。

これがこの14ではiOS上の「Safari」「Chrome」だけでなくAndroid上の「Chrome」にも対応しています。

利用にあたってはいくつかの制約が有るようですが、こちらもぜひ今後こちらのブログでお伝えしていきたい内容です。

FileMaker Server 14 技術仕様について

 

 

まだまだたくさんの新機能が満載されています。

早速試してみたいという方は、下記から無償でダウンロードが出来ます。

ぜひ一度お試しください。

 

ファイルメーカー株式会社様のFileMakerプラットフォームの無料評価版ダウンロードのページへ