FileMaker Server 15 インストールレビュー

2016年05月12日 11:00 AM

FileMaker 16以前


FileMaker 15が発売になりました。

ということで早速Windowsに FileMaker Server 15をインストールしてみました。

インストールに移る前に、システム要件を確認していきたいと思います。

◇対応OS
対応OSは以下の通りです。

・Windows Server 2012 R2 Standard Edition with Update
(Microsoft 社の KB 2919355 を参照)
・Windows Server 2008 R2 SP1 Standard Edition
・Windows Server 2008 R2 SP1 Enterprise Edition
・OS X El Capitan 10.11
・OS X Yosemite 10.10
Mac OS10.9 と Windows Server 2012が外れています。
また14からサポートされていませんが、同じくWindowsのクライアントOSも
同じくサポートされておりません。
◇スペック

■最低要件
CPU:Dual Core
RAM:4 GB
ハードドライブ:80 GB以上、ファイルサイズに依存
■推奨要件
CPU:4-Core
RAM:8 GB
ハードドライブ:80 GB以上、ファイルサイズに依存

ハードドライブの要件から「10 GB以上の空き容量が必要」が削られたぐらいで
ほとんど14と変わらないですね。

詳しい技術仕様は以下に記載があります。
https://www.filemaker.com/jp/products/filemaker-server/server-15-specifications.html
さて、インストールを実際にやってみました。
インストール手順は、FileMaker Server14と一緒です。
特に目新しい点はありませんでした。

同時にインストールされるアプリのバージョンは以下の通りです。
・Bonjour 3.0.0.10
・Java 8_73
・PHP 5.5.31
インストール完了後のAdminConosleを見ていきたいと思います。

ざっと見たところ今回はセキュリティ関連のものがより使いやすく変更されているようです。
*詳細は別途お伝えしていきたいと思います。

・SSL関連の設定
画像1

 

今まではコマンドで発行処理の手続きが必要でしたが改善されているようです。
ここら辺はわかりづらい点でしたので、非常に嬉しいところです。

・データベースファイルへのパスワードの強制
画像2

 

パスワードがかかっていないファイルの制御ができるようです。
弊社のYFMcloudやAWSなどクラウドで公開している場合、パスワードの保護が
非常に重要な機能ですね。

・詳細な使用状況ログ
画像3

 

クライアントの使用状況ログが取れるようです。

Admin Conosle 上から見ると基本的なところは以上でしょうか。
最後に簡単にコマンドラインの確認をしていきます。
fmsadminコマンドで内容を確認したところ・・・

画像4

 

新しいコマンドは増えていないようです。

オプション等もほとんど変わりませんでしたが
「certificate」コマンドは少し変化があります。
「DELETE」が追加されています。

14ではカスタム証明書を削除するには手動で対応する必要が
あったのですが、このオプションから削除が可能になっているようです。
その他詳細は追って報告したいと思います。
以上、簡単ですが、FileMaker Server 15インストールレビューでした。