FileMaker 17 プラットフォーム ライセンスの変更点

2018年05月22日 10:00 AM

FileMaker 17


FileMaker17ではライセンス形態が一新され、よりわかりやすくシンプルになりました。
今までのライセンスも非常にわかりやすく、購入までも非常に容易でした。
ではまず、FileMaker16のライセンス形態がどのようであったのか、振り返ってみましょう。

■FileMaker16

バージョン16ではライセンス形態が年間と永続を合わせて大きく3つに分類されていました。

・FLT(FileMaker Licensing for Teams)
こちらは、使用するユーザ数だけライセンスを購入する必要がありました。
FLTでは、FileMaker Pro(ユーザ接続用)、FileMaker Server(ユーザ数分の同時接続付き)が納品されていました。
そのため、対象となるユーザはFileMaker Pro、FileMaker Go、FileMaker WebDirectのどれでも好きな接続方法で利用が可能でした。

 

・VLA(ボリューム ライセンス アグリーメント)
こちらは、インストール対象のPC台数分だけライセンスを購入する必要がありました。
VLAでは、FileMaker Proだけでなく、さらにFileMaker Pro Advanced、FileMaker Server、FileMaker Server + 同時接続付きを購入することが出来ていました。
上記のFLTとは違い、納品物を選ぶことが出来るので、ご利用合わせて費用が抑えられる方を選んで購入する必要がありました。

 

・SLA(サイト ライセンス アグリーメント)
こちらは、全従業員に対してライセンスを購入する必要がありますが、その分価格が非常に安くなっております。
25名以上での利用を想定しておりますが、それ以下の人数の場合でもご利用頂くことが可能となっております。
さらに、FileMaker Pro、FileMaker Pro Advanced、FileMaker Serverの3つが納品されるため、
全従業員が利用される場合には、非常にお得なライセンスとなっております。

それでは、FileMaker17ではライセンスはどのように変わったのか見ていきましょう。


■FileMaker17

バージョン17では、ライセンス形態が今までと大きく変わりました。
FLTとVLAが無くなりユーザライセンス同時接続ライセンスが新しく加わりました
そして、FileMaker Proが無くなりFileMaker Pro Advancedのみが販売されるように変わりました。
では、その新しく加わったライセンスを一つずつ見ていきましょう。

 

・ユーザライセンス

ユーザライセンスでは購入したユーザ数分利用することが出来るようになります。
さらに、FileMaker Serverが3つ納品されます。そのうち1つはFileMaker Cloudで利用することが可能です。
これによって利用者は運用、バックアップ、開発など好きなように利用をすることが可能になりました。
また、部署別にFileMaker Serverを分けたい時なども柔軟に対応することが出来るようになりました。

       

最低5ユーザから購入が可能です。
5ユーザ以上は好きな人数をご指定頂くことが可能です。

 

・同時接続ライセンス

同時接続ライセンスはFileMaker Serverが1つ納品されます。
FileMaker GoやFileMaker WebDirectを利用することで不特定多数からのアクセスを考えている方におすすめのライセンスになります。
  

 

また、同社内であればFileMaker Pro Advancedも利用することが可能です。

この同時接続ライセンスでは、ユーザライセンスのFileMaker Serverにアクセスする事はできませんが、
ユーザライセンスから、同時接続ライセンスのFileMaker Serverにアクセスすることは可能です。

以上がライセンス形態として大きく変わったところとなります。
細かく変わったところなどもあり、今回は紹介しきれていない部分もございます。
より詳しく知りたい方はぜひ弊社までお問い合わせください。

それでは、ありがとうございました。