FileMaker 17 の機能「OAuthを使ってFileMakerにログインしよう!-Amazon設定編-」
2018年06月25日 10:00 AM
FileMaker 17
前回、FileMaker 17でのGoogleアカウントでのOAuth設定をご紹介しました。
「OAuthを使ってFileMakerにログインしよう! -FileMaker・Google設定編-」
今回は、AmazonアカウントでのOAuth設定方法をご紹介します。
OAuthの設定には、大きく分けて以下の三つが必要です。
1. 各サービスでのOAuth設定
2. FileMaker ServerでのOAuth設定
3. カスタムAppでのOAuth設定
本記事では主に「1. 各サービスでのOAuth設定」について、
Amazonアカウントでの設定をご紹介します。
前回の記事の「Google」部分を読み替えてご覧ください。
1.AmazonでのOAuth設定
FileMaker Server 17のAdmin Consoleにログインします。
「管理」→「外部認証」→「Amazon」の右側の「変更」をクリックしていきます。
「Amazon Developer App Console」をクリックすると……、
エラーメッセージが表示されてしまいました。(2018/06/21現在)
左上の「≡」マークをクリックして、「開発者コンソール」をクリックします。
Amazonアカウントにログインします。
Amazonで「Amazonでログイン」というアプリケーションを設定するために、
開発者アカウント設定を行う必要があります。(既に設定済みの方は以下の3手順は必要ありません。)
プロフィールを入力して、「保存して続行」をクリックします。
Agreementを読んで「承認して続行」をクリックします。
実際にアプリケーションを開発するわけではないので、
収益化については「いいえ」を選択し「保存して続行」をクリックします。
開発者コンソールにログインできました。
「アプリ&サービス」→「セキュリティプロファイル」をクリックし、
「Create a New Security Profile」をクリックします。
プロファイル名と説明を入力し、「Save」をクリックします。
今回はどちらも「OAuth17」と入力します。
セキュリティプロフィールが作成できると以下のように表示されます。
「Client ID」と「Client Secret」は後で使用するのでメモしておきます。
上部の「Amazonでログイン」をクリックします。
作成したセキュリティプロファイルを選択し、「Confirm」をクリックします。
プライバシーに関する方針が記載されたページのURLを入力し、「Save」をクリックします。
歯車マークをクリックし、「Web Settings」を選択します。
「Edit」をクリックします。
「Allowed Return URLs」に、
https://[ドメイン名]/oauth/redirect
と入力して「Save」をクリックします。([ドメイン名]の部分は自分の環境に置き換えます。)
これでAmazonでの設定は完了です。
2.FileMaker ServerでのOAuth設定
FileMaker ServerのAdmin Consoleに戻ります。
メモしておいた「Client ID」「Client Secret」を、
「AmazonクライアントID」「Amazonクライアントシークレット」部分に入力します。
「認証設定を保存」をクリックすることで正しく設定ができました。
この後は前回のブログの「Google」を「Amazon」に置き換えて設定を進めていきます。
設定が完了したカスタムAppを開いてみます。
「Amazon」をクリックするとブラウザが立ち上がります。
Amazonアカウントにログインします。
「許可」をクリックします。
これでカスタムAppに入ることができるようになりました。
普段使っているサービスでカスタムAppにログインできるOAuth機能をぜひ使ってみてください。
次回はMicrosoftアカウントの設定についてご紹介したいと思います。