2018年8月20日(月)FileMakerワークショップ結果報告
2018年08月24日 12:53 PM
FileMaker 17
お盆も過ぎ、夏もいよいよ後半に入ってまいりました。
世間では高校野球準決勝で金足農業旋風が巻き起こる中、FileMakerワークショップを開催いたしました。
ご参加の皆様ありがとうございました。
今回のテーマは「ユーザのデータ入力作業を軽減する機能を考える」をです。
データベースにデータを入力する事は必要になりますが、その作業を如何に
少なくし手、かつ正確に入力できるかがポイントなります。
そんな手法を皆さんで考えてみよう、という内容となります。
こちらは株式会社ジュッポーワークスさんが大阪で開催された
ワークショップの内容をもとに企画いたしました。
(ジュッポーワークス様、ありがとうございました。)
これまでに弊社のワークショップに
ご参加いただい方は戸惑われたかもしれません。
今回はいつもと違い、あらかじめグループ分けがされておらず、
また各グループにファシリテータがついていません。
メインファシリテータによるワークショップの説明の後、初級・中級・上級でグループに
分かれていただきます。
各グループでお題が異なり、グループの方と協力してそれぞれのテーマを進めていただきました。
テーマ1(初級者向け)
FileMaker Pro Advanced や FileMaker Pro で開発を始めたばかりの方が、基本的な機能を利用し、
どれだけ自動的に入力できる機能をカスタム Appに実装できるか
(ルックアップ、フィールドオプション設定等)
<作業内容>
- CSVの郵便番号簿を使用して、データを自動で取得できる機能を実装しましょう。
- 性別の値一覧を作成し、選択できるようにしましょう。
- 担当者のテーブルを作成して、値一覧を作成し、選択できるようにしましょう。
テーマ2(初中級者向け)
こちらでご用意したマスタデータの中から、必要なデータをピックアップして
簡単に値をセットする機能を開発すること(ウィンドウ制御、ポータル、引数、変数等)
<作業内容>
- サーバーで公開している郵便番号簿を使用して、住所の自動入力機能を実装しましょう。
- 担当者テーブルを作成し、カードウインドウで、担当者選択できる機能を作成しましょう。
テーマ3(中上級者向け)
別のカスタム AppのデータやFileMaker プラットフォーム以外のデータ(MySQL)
さらにはAPIを利用してWeb上の外部データを利用する機能を開発すること
(外部データソース、ODBC接続、URLから挿入等)
<作業内容>
- 郵便番号から住所情報を、WebAPIで取得しましょう。
- MySQLの担当者情報を、ODBC接続をして、FileMakerで表示させましょう
※各端末にODBCドライバのインストールがされています。DSNの設定から行って下さい。
- 担当者を複数選択できるように、ポータルを作成しましょう。
いつもと違う形式でのワークショップではありましたが、テーマに対してそれぞれ意見を出し合ったり、
持っている知識を集めたり、またヘルプ機能などをうまく使っていたり、
各グループそれぞれにディスカッションも盛り上がっていました。
最後の発表も、発表者の方が熱く語る姿や、それに耳を傾ける方々の真剣な顔もとても印象に残りました。
最後になりましたが当日ご利用いただいた
サンプルファイルおよび回答ファイルは
こちらからダウンロード(samplefile20180820_FMWorkshop.zip 10.7MB)
出来ます。
(FileMakerバージョン17で正しく動作します。)
(45日間 無料でご利用いただけるFileMaker Pro 17 Advanced無料評価版はこちら)
(FileMaker社のサイトとなります)
初の形式で主催者側も若干緊張して始めましたが、
皆様のご協力で無事ワークショップを終えることが出来ました。
本当にありがとうございました。
次回のワークショップは9月11日(火)「クラウド利用の際のセキュリティを考えてみよう」です。
詳しくはこちら→(http://ptix.at/XP8MKU)
ぜひご参加くださいませ。